羅漢

羅漢様

羅漢様とは
正確には阿羅漢といって、インドの言葉で「アルハン」というのを音写した語です。
したがって文字に意味はありません。
これを訳して「応供」(供養を受けるに相応しい人)といいます。

羅漢供養の功徳
羅漢供養の功徳について

興隆の利益
今日まで佛法が伝わったこと(羅漢のおかげである)

福田の利益
人々に幸福をもたらす功徳
除災の利益
羅漢を礼拝するものがあれば、姿を隠してこの人を守護し、災難を除いてくださる(羅漢の神通力である)

羅漢ご利益とは
世間に現住して佛法が衰えたときにはそれを興隆させ、供養する者には現世の幸福を約束し、礼拝する者には除災の功徳を施してくださることが羅漢のご利益です。

天徳寺の五百羅漢
当山の羅漢様は山門樓上に十六羅漢様の木造と本尊様(本堂)が唯一明治の噴火をのがれ、今なお変わることなくお導き下さっております。
天徳寺の裏山には、ご先祖様の供養・諸願成就・家内安全を祈念して奉安された羅漢様の石像が、ご家族や、お詣りにお出でになる方々に語りかけ、見守っておられます。

天徳寺の十六羅漢

当時十六羅漢は、明治二十一年の磐梯山噴火により埋もれて寺跡に残されておりましたが、明治三十四年十月、檀家のみなさんのお力でようやく現本堂裏に羅漢様を奉祠することができました。
昭和三十三年磐梯山噴火七十一回忌を卜し再建発願して、この山門に奉祠いたしました。
佛勅を受けた羅漢尊者は、いろいろなお姿お顔をして寺法三昧にはいっておられます。

十六羅漢像

『大阿羅漢難提蜜多羅所説法住記』 (だいあらかんなんだいみたらしょせつほうじゅうき、Nandimitrāvadāna) によると、仏滅800年経ち、ナンディミトラ(慶友)大阿羅漢が大衆に説いたとされる、佛勅を受けて永くこの世に住し衆生を済度する役割をもった16人の阿羅漢です。

五百羅漢

天徳寺護持会記念事業として、五百羅漢奉安を皆様にご案内する運びとなりました。
ご先祖様の供養・諸願成就・家内安全を祈念し、ご一緒に功徳を積んでまいりましょう。

山主 合掌